MENU
お知らせ内容をここに入力できます。 詳しくはこちら

まさかのがん告知

  • URLをコピーしました!

ずっとこの生活は続くものと思っていた。退職後の結花との第2の人生をどのようにデザインしていくかがずっと生きがいにして頑張っているのに。2023年10月20日、結花に膀胱がんが見つかった。何とも言いようもない脱力感。漠然と20年、30年後のこととして何の疑問もなく自分が先に逝くに決まっていると思い込んでいたけど、今あるこの生活、命は限りがあるということを改めて考えさせられる。今朝、秋田に旅行に行くはずだった妻。前の日夜「行ってもいいよねぇ?」と聞く問いに「大丈夫だよ、自然の中で伸び伸びしてきた方が免疫も高まるし、行っておいで」と答えた。しかし、前日かかりつけの婦人科で膀胱に2センチの腫瘍が見つかり済生会病院への紹介状ももらっていた。早期治療の言葉が浮かんでいたが、何カ月も前から準備していた秋田での自治大学校同期の久しぶりの集まりを阻止する切迫感まで持てなかった。しかし早朝4時にトイレに起きた妻をベッドで待ちながらやっぱり一秒でも早く治療を受けた方がいいと思いなおし結花にもう一度考えてみることを提案。妻もこんな状態で行っても楽しめないと思っていたということで秋田行きを取り、まずは7時半に乗る予定だった新幹線チケットの払い戻しを一緒に宇都宮駅まで行くこととし、その足で済生会病院を受診することとしたのだ。

済生会病院の初診受付は午後の8時から、カードが配られ一斉に記入して各診療科へ案内される。まずは総合問診、血液検査と超音波検査、検尿と流れ診療科での内視鏡検査、ガンであることが確定。カリフラワー状の腫瘍が画面に映っていたということで、表在性がんである確率が高いと思われるがぜひその段階で留まっていてくれてほしい。

下表筋層非浸潤性であれば5年生存率が90%以上だ。済生会病院の泌尿器科は国内トップレベルの手術をしており、生活改善をしていくことで再発も防げるに違いない。

図6 筋層浸潤性膀胱がん(Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期)の治療の選択

図6 筋層浸潤性膀胱がん(Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期)の治療の選択
T:原発腫瘍の壁内深達度
T0:腫瘍なし
Tis:上皮内癌
Ta:浸潤なし
T1:粘膜下結合組織までの浸潤
T2:筋層浸潤があるもの
T2a:筋層半ばまでの浸潤
T2b:筋層半ばを越えるもの
T3:膀胱周囲脂肪織への浸潤があるもの
T3a:顕微鏡的浸潤
T3b:肉眼的(壁外に腫瘤があるもの)
T4:腫瘍が周囲臓器に浸潤するもの
T4a:前立腺、子宮あるいは膣への浸潤
T4b:骨盤壁あるいは腹壁への浸潤
Tx:原発腫瘍の評価が不可能
N :所属リンパ節(総腸骨動脈分岐部以下の小骨盤腔リンパ節)への転移の状態
N0:所属リンパ節転移なし
N1:小骨盤内の1個の所属リンパ節転移
N2:小骨盤内の多発性リンパ節転移
N3:総腸骨リンパ節転移
Nx:所属リンパ節の評価が不可能
M:遠隔転移の状態
M0:遠隔転移なし
M1:遠隔転移あり
Mx:遠隔転移の有無不詳

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次