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カッターボートへ乗り換えだ!

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とうとう59歳の誕生日を迎えてしまった、そして時間の進みはますます早さを増しているような気がする。

巨大な戦艦のような組織に守られ過ごしてきた35年間。それなりにやりたいことやって成果も残してきた。定年後は再雇用で年金支給までより小さな歯車となって過ごす道もある。しかしその時に俺の気力と体力は、それから二十年は続くと思われる残りの人生を生き生きとデザインする力が残っているだろうか?

あぁ、まだ見たことのないものすごい自然や変わった文化、そしてバックボーンは違ってもきっと思いを通じ合える人たちが世界中にいっぱいいるはず。「青年は荒野をめざす」や「深夜特急」を若かりし頃に読んで覚えたトキメキが人生の最盛期を過ぎてまたぞろムクムクし始めている。

そう、今、巨大な戦艦の乗組員から小さなカッターボートに乗り換える時がやって来たのだと思う。考えてみれば戦艦の針路を自分で決めるのは非常に困難な仕事だった。自分の意思とは関係のないところで針路は決められそれに従って最大のパフォーマンスを求められる。まかり間違って異なる針路を取ろうものなら結果が正しくても干される。

小さなカッターボートはたいしたことはできないしスピードも出ないけど、自分が船長として進路を決めることは出来る。そう、定年を迎えるということは自分で自分のことをプロデュースする自由が与えられるということ。大きな荒波が来たら沈没してしまうかもしれないけれど、たった一度しかない人生、やりたいことをやろうとする努力もしないで流されて終わるのは悔しい。

そう、だから行くぞ、世界一周!

こんなコロナが世界中を席巻している最中に馬鹿なことを言ってやがると声が聞こえてきますが、迷えるアラカン親父はそんな決意を公開して、実現に向けて頑張ろうと思うのです。(2020年12月6日)

これを書いて1年半。還暦を迎え、退職し、起業し、駆け抜けてきた。ウクライナ侵攻以降世界は分断され複雑な世の中になってしまったけど、市井の暮らしはたくましく温かく続いていることを信じて、準備を再開しよう。

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